実船計測


概要
 海の10モードセンターでは、海の10モード指標の計算法を検証する目的で、 船舶の実運航時の性能を調査するために2008年度から実船計測を実施しています。 船社と造船所の協力を得て、馬力や船速、燃料消費量、船体運動などの実運航データを取得して、 実航海時の船舶の性能の把握、海の10モード指標計算法の検証に役立てられています。
 現在まで、実船計測の対象としてきた船舶は、痩せ型船(コンテナ船、自動車運搬船)、 肥大型船(タンカー、撤積み船)の4船種の船です。
 計測項目を下表に示します。

計測項目と計測機器等

 計測したデータを解析し、海の10モード指標の計算法による船速の計算結果と比較します。 計測したデータから、計算を行った条件に近いデータを抽出し、計算条件にあうようにデータを補正し、 計算結果と比較します。解析結果の一例を下図に示します。
 海の10モード計算法による計算結果は、実船計測データの傾向を表し、 実船データでも計算の有効性が確認されました。

実船計測データ解析結果



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